お茶に含まれるカテキンの効果とは

お茶に含まれるカテキン。皆様も一度は聞いたことがあると思います。

このカテキンがどのような効能があるのだろうか?知らない人もいるのではないだろうか?

今回はお茶に含まれる効能をご紹介したいと思います。

カテキンとは

カテキンはポリフェノールの一種で主にお茶の渋味成分です。

また、カテキン類とは一般にタンニンと呼ばれ、緑茶に含まれるカテキン類は現在6種類ほど確認されています。

(お茶に含まれるカテキン類)
・カテキン・エピカテキン・ガロカテキン・エピガロカテキン

・エピカテキンガレート・エピガロカテキンガレート

カテキンの健康効能は

これらのカテキン類は次のような効果があると研究報告されています。

  • 血中コレステロールを低下させる
  • 動脈硬化を抑制
  • 抗菌・抗ウイルス作用
  • 細胞のがん化を抑え、がん細胞の増殖を抑制する
  • 血圧、血糖値の上昇を抑制
  • 虫歯予防

血中コレステロールを下げる

カテキンはコレステロールの吸収を抑える作用があると言われています。

コレステロールにはLDL(悪玉)、コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの2種類があります。

LDL(悪玉)コレステロールが血中に多く存在すると血管壁に沈着、蓄積してしまうと、血管の壁で炎症反応を起こして血管の内壁を傷つけ、動脈硬化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞が誘引となることが知られています。

カテキンを摂取すると、このLDL(悪玉)コレステロール低下し、さらにHDLコレステロールには影響がないと言われており、動脈硬化の予防に役立ちます。

抗ウイルス作用

 カテキンは細菌にもウイルスにも効果があります。ウイルスは細胞の中で増殖します。インフルエンザなどのウイルスは体内に入ると、決められた細胞につく働きがありますが、カテキンを取り入れるとウイルスが細胞につきにくい状態になるので、細胞内で増殖できないため、結果的に風邪予防に役立ちます。

抗ガン作用

 カテキンには活性酸素除去作用やがん細胞の抗突然変異抑制作用があると言われております。

さらにがん細胞の増殖を抑える働きもあるため、がん予防に役立ちます。

血糖の上昇を抑える

 カテキンは糖の吸収を抑える働きがあります。

血糖値は糖質を多く含む食品を食べることで上昇します。

食前にカテキンを摂取することで血糖値の上昇を抑えることができます。

殺菌作用・抗菌

 カテキンには抗菌作用があると言われており、

食中毒の原因となるO-157などの

食中毒菌や胃潰瘍や胃がんの原因となるピロリ菌の増殖もおさえるので、

食中毒予防や胃潰瘍予防に働きます。

虫歯・口臭予防

 虫歯の原因はミュータンス菌が歯に付着し、

酸をつくることで歯の表面のエナメル質が溶け、

虫歯ができてしまいます。

カテキンはミュータンス菌の増殖を抑えるので、虫歯予防ができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?お茶はひとときをゆったり過ごすものでもありますが、非常に栄養価が高い日本のスーパーフードでもあります。

皆様も日々の健康を手に入れるためにお茶を飲んでみてもいいかもしれません。