お茶は数多くの成分が含まれます。その中でビタミンが豊富です。
お茶を飲むことでさまざまな種類のビタミンが摂取できるのでうれしいですよね。
今回は、お茶に含まれるビタミンの種類や、期待できる作用についてご紹介したいと思います。
お茶に含まれるビタミンの種類とは
五大栄養素の一つであるビタミンは体内で生成することができないため、食べ物や飲み物から摂取しなければなりません。
ビタミンには水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と「脂溶性のビタミン」と大きく2種類があります。その数は全部組み合わせる13種類存在します。
そもそもビタミンとはどのような役割があるのでしょうか。
ビタミンはエネルギー源や体をつくる成分ではありませんが、健全しに成長し、健康を維持するためには欠かせない栄養素です。つまり、ビタミンは他の栄養素をうまく働らかせる機械の潤滑油のような存在になります。
潤滑油が不足してしまうと上手く栄養を摂りいれいることもできません。
意外と疎かになりがちな栄養素ではありますが、ビタミンはとても大切な役割を果たしています。
このうちお茶に含まれる主な成分は5種類です。
【水溶性ビタミン】
- ビタミンC
- ビタミンB2
- 葉酸
【脂溶性ビタミン】
- βカロテン
- ビタミンE
それでは上記の成分について見ていきましょう。
肌の健康に必要不可欠なビタミンC
日本茶に最も多く含まれるビタミンがビタミンCです。
ビタミンCは抗酸化物質としての役割が強く、非常に強力な抗酸化作用を持ちます。
また、人間の皮膚は水以外の7割がコラーゲンでできていると言われ、コラーゲンやヒアルロン酸の形成などにビタミンCが必要となるので肌の健康には必要不可欠となります。
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるととも抗酸化作用を持つ栄養素です。
ただし、ビタミンCは熱に弱いという性質があります。野菜にも多く含まれますが、熱を加えることで分解されてしまうため、十分な摂取が難しいと言われています。
ところが日本茶にはカテキンも含まれており、カテキンが持つ強い抗酸化作用によりビタミンCは比較的壊れにくいです。
ビタミンCは、茶葉が日光を浴びることで作れる成分です。被覆栽培で生産される玉露や抹茶より煎茶に多く含まれる。
ですので緑茶(煎茶)は数ある食材の中でも最も効率的にビタミンCを摂取できる飲み物なのです。
皮膚や粘膜を再生を助けるビタミンB₂
ビタミンB₂は同じく水溶性のビタミンで、タンパク質、炭水化物、脂質の代謝に使われます。また、皮膚、爪、髪などをはじめとした身体全体の健康を保つために必要です。ビタミンB₂が不足してしまうと口内炎、目の充血、舌炎などが起きてしまいます。
胎児の正常な発育の寄与と赤血球の形成を助ける葉酸
葉酸もお茶に含まれる水溶性のビタミンの一つです。
葉酸は血液中の赤血球を作ったり、皮膚や粘膜を丈夫にする役割があります。
赤血球に含まれるヘモグロビンは、全身に酸素を届けて、不要になった二酸化炭素を回収する非常に重要な物質です。
夜間の視力の維持をするβカロテン
βカロテンは、脂溶性のビタミンで皮膚や粘膜、髪、目の働きを正常に保つ、肺や気管支などの呼吸器系統の病気の感染に対して抵抗をつけ、免疫機能を維持するといった働きがあると言われています。
不足すると夜盲症、風邪をひきやすくなるといった症状が起こる可能性があります。
抗酸化作用で身体のサビから守り、老化を防止するビタミンE
ビタミンEは、非常に強い抗酸化作用を持っており、ビタミンCとの相性が抜群に良く、身体を酸化(身体のサビ)から守り、老化の防止に期待ができます。
日本茶でビタミンを効率的に摂ろう
お茶にはビタミンcをはじめとするさまざまなビタミンが含まれています。
ビタミンは私たちが健康に生活を送るために重要な成分です。
栄養補給のためにもお茶を飲んでみてはいかかでしょうか。